サブローのメモ帳(仮)

駆け出しライターが書く練習として思いついたことを独断と偏見満載に語っています。ご連絡はracoon3buro@gmail.comまで。

自分嫌いが人間嫌いを加速させる

今更かもしれないけど考えてみました。

 

人間の関係って、運とか偶然から始まるものです。

私はそう考えています。

 

で、出会って第一印象があって、そこまでは自力でどうにかできることなんて笑顔を心がけるとかしかないわけなんですが、そこから先はお互いの干渉で改善も悪化もするわけです。

第一印象ってほんと辛いですよね。

遺伝子レベルで絶対合わねえなこいつって人とか、他の人とどうかは知らんが俺は絶対合わないこいつってやつとか、いるわけですよ。

お互い業務上で必要なやり取りは出来る理性があるならまだマシですが、片方が感情で全拒否をしてる場合は最悪です。

 

実体験から今朝ふと気づいたことがあります。

自分が嫌いな人って、他人からの視線を考えたとき、自分の知ってる「自分の嫌いなとこ」をフィルターとしてかけてしまうんじゃないでしょうか。

なんて言えばいいかな。

 

例えましょう。

Bさんはアパートに住んでいます。

Bさんは自分に自信がなくて、自分嫌いの人間嫌いです。

Bさんは…そうだな、ご家族のB’さんと二人暮らしです。

お隣はAさんとCさん。

ある日、B’さんとどうでもいい話から喧嘩になりました。

お互い納得する形で喧嘩は収束したのですが、ふと冷静になったBさんは気づきます。

あの喧嘩、他の部屋にも少し聞こえてただろうな。

聞こえていたとすると、あんな話題で喧嘩してたなんてみっともなく思わてるだろうな。

外に出て、AさんやCさんとすれ違ったりすると、挨拶をしながらも消えたくなります。

 

こんな感じかな?

これ、悩む人は結構深刻に考えるんですが、相談すると他人はそんなにあんたのこと考えてないよってやつですね。

当人としては、「だから『あんな話題で喧嘩してた人』って思われてるのが嫌なんじゃん!」ってなりますよね。

その『あんな話題で喧嘩してた人』のとらえ方が、自分嫌いの当人と他人とで違うのかなと。

そりゃいますよ、Bさんが考えてるくらいの比重で『Bさんってあんな話題で喧嘩するんだー』ってとらえる人も、中にはね。

でもそういう人は、よほどBさんに夢見てた人か、悪口陰口大好きで話題探しをしている人かのどちらかなはずなんですよ。

いや、まだいるかもしれないけど、とりあえずお互いノーマルな人で「ただの隣人」同士ならまずないです。

 

そういうことが気に障るときってあるよね、とか。

何かため込んでてきっかけになっただけなんだろうな、とか。

どうしても許せないことってあるよね、とか。

そのくらいで流してることの方が多いはず。

 

なのに、それがどうしてその程度で軽蔑されてるように感じるかって、自分嫌いフィルターがかかっているからなのでは?

 

他人って自分ほど自分のこと知らないんですよね。

偏見で「暗そう」とか「何かアブナさそう」とか「虫食べてそう」とか感じることもありますが。

 

自分が自分のことみっともないって思ってるから、他人がどう思うかって想像にもさりげなくみっともないって項目が追加されてしまっているんじゃないでしょうか。

 

他人は鏡っていいますが、色々な意味でそうなんでしょうね。

鏡に映った像をどう受け取るかは自分によります。

そう気づくと、自分が自分をみっともないって思うことと、他人がどう思うかは少し分けて考えられるようになるんじゃないでしょうか。

 

他人がどう思おうが全く気にならない、なんて強者になれたら楽なんですがね。

なかなかそうはいきません。

少しでも気を楽に生きられる考え方を、今日も探しています。