サブローのメモ帳(仮)

駆け出しライターが書く練習として思いついたことを独断と偏見満載に語っています。ご連絡はracoon3buro@gmail.comまで。

「載」の字が好き

思っていたより短期間で3回目、ニッチな興奮カテゴリです。

好きな漢字ってありませんか?

私はあります。

これ好き、これ好きって、なんとなくで好感を持つ対象。

その一つが「載」の字。

報酬の「酬」とか応募の「募」は得意ではありません。

いえ、書くのが得意かどうかというか、まあ好感のある字はさらっと出てくるのでそれもありますが。

何がいいんでしょう、栽培の「栽」はそこまででもありません。

 

載。何ででしょうね。

連載の載ですから、もしかしたら、禁止されながらも溢れる熱意でどうにか漫画を読んでいた小学校時代、友達から借りたジャンプやりぼんの「新連載!」という言葉が染みついているんでしょうか。

 

漫画。

結構長いこと、漫画を無駄なものでこどもに読ませてはならないものだと信じ切っていた母に、なかなか読ませてもらえませんでした。

お小遣いで頑張って集めた漫画をほとんど捨てさせられたことも。

「自分で選んで処分できるよう配慮してるんだからマシだと思いなさい」とかむちゃくちゃなこと言っちゃって。

もう覚えてないんだろうな。

好きで集めた漫画を、自分の手で段ボールに詰めて車に運ぶ。

あの作業を思い出してはむなしさに襲われます。

貯めたお小遣いで買った漫画をブックオフに売って、そのお金はなぜか母に回収されたわけです。

おかしいなー。

当時は頑張って強がって「家のためになるならいいよ」とか言ってました。

「当たり前でしょ」みたいに母は一切悪く思ってなかっただろうしだからこそ今何にも覚えていないんだろうし。

だめですね。

思い出したら腹が立ってきました。

腹が立ったってどうしようもないのがまたむなしい。

皆さん腹が立ったことはちゃんと即時処理していきましょうね。

後から効いてきますよ。

 

いい加減諦めてはくれましたが、もっと早く気付いてほしかった。

脅迫じみたような怒られ方ばかりされて、他のことは諦めたりいい子にしていたりしていた私ですが、漫画だけは諦められずに様々な手を使って読んでいました。

そもそも漫画を買う機会をあまり得られなかった身としては、たまに手に出来る週刊誌はリアルタイムで漫画の最新話が追いかけられるとても貴重なもので、さらに新連載なんていう新しい連載が始まるタイミングに居合わせられる号は、希望に満ち溢れていたんでしょうね。

今でも当時の話題作の連載が始まった号を見たときの高揚を覚えています。

銀魂とリボーンと…あとDグレイマンは覚えてる。

確かリボーンとDグレイマンは一週違いで連載開始でしたね。

どっちが先だったのかは忘れてしまいましたが。

なつかしいなー!

 

「新連載」に感動より寂しさを覚えるようになったのはいつだったんでしょう。

大好きだった作品が終わっても漫画家さんは描き続けなければならず、しばらくすると我々が最終話の余韻から立ち直る前に新連載が始まったりします。

置いて行かれているみたいで寂しいと思ったのはいつだったか。

新作は新作で好きになるんですがね!

少年漫画より少女漫画を読む割合が高くなってからだったかな。

少年誌は漫画家の入れ替わりが激しいですが、少女漫画雑誌は漫画家さんが安定して何作品も連載してますから。

 

だから「連載」に何か思うことが積もって、載の字が好きだなあと思うようになったのかもしれません。

好きな字とその理由を考えるだけでかなりこのカテゴリ増えそうだな。